ちまちま織り工房

織ることが好きです。草木で染めること、羊毛を紡ぐこと、縫うこと、編むこと、作ることいろいろを楽しんでいます。

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完成しました~!

Rips Storuman1

経糸    Bomullsgarn16/2(綿糸12.8m/g)濃紺、空色、水色、白
緯糸    Bomullsgarn16/2白、Mynta(綿結束糸)白
筬目    8羽/cm(綜絖2本通し、筬目4本通し)
通し幅   45.75cm(経糸1464本!!!)
整経長   190cm
仕上り   幅45cm×丈128cm(房含まず)
組織    Rep Weave(Blomqvist社の2008カタログより)

お友達から、
「リップス織りは、織りはじめるとすい~すいだよ♪」
と言われていましたが、その通りでした。
織ってて、色の変化がとても楽しかったです。

Rips Storuman2

そして、楽しいだけではなく、この作品への取り組みは、とても勉強になることが多かったです。
教訓、と言った方がいいかも。


(1)綾をきちんと取ることは、とても大切(ていうか、基本中の基本)

綾棒吊りの時にミスをして、私、経糸の1/3くらい、綾を落としてしまいました。
これは、致命的なミスでした。
経糸の組み合わせで緻密なグラデーションを作るデザインだったことが幸い(?)して、綜絖通しは苦労しつつも、何とか見当をつけて、やりおおせました。
その時には、オッケー大丈夫、と思いました。が…。

問題はそのあとでした。
綾の順番どおりに経糸が取れていないので、織って巻き取るたび、綜絖で経糸が絡むのです。
織り地が引きつれるので、すぐにわかります。
巻き取りのたび、機の後ろに回って、糸の絡みを解消しないといけませんでした。
逆に、たるんでしまう糸も出て、織り終わってみると、何箇所も経糸の拾いミスがありました。


(2)バックビーム側を「わ」にすることは、糸ロスを減らすけどリスクもある

私は、経糸を整経する時に、バックビーム側を「わ」にしています。
このおかげで、いわゆる「無駄分」が30cmほど減りました。
しかし。
今回のように、綾を落としてしまうと、「わ」のためにやり直しがきかないのです。
経糸の絡みを解消するために、「わ」を切ってスティックに結び付け直すことも出来ます。
でも、整経長に影響が出て、作品が予定より小さくなります。
柄合わせをして、整経長を出している場合には、これは致命的です。

より慎重に、丁寧に、整経~綾棒吊りまでの工程に取り組まなければならないな、とつくづく思いました。


(3)リップス織り(経糸効果)のおもしろさと難しさ

リップス織り(Rep Weave)には興味はあって、本も持ってますが、実際に取り組むのは初めてでした。

Rep Weave and Beyond (Weavers Studio)Rep Weave and Beyond (Weavers Studio)
(2004/10)
Joanne Tallarovic

商品詳細を見る


組織は、単純な平織りです。
緯糸に、太い結束糸(または裂き布など)と細い糸を交互に使い、それによって色のコントラストを出す技法なのです。
やろうと思えば、リジット機でも出来る…かな?

しかし、色のコントラストをよりはっきり美しく見せるためには、経糸密度を高くしないといけません。
たとえば私は今回、80羽の筬目に4本通しました。
これは、大変手間です。
綜絖1本の通し間違い、筬目を1つとばしたり、入れ間違えたりしたら…。
機ごしらえは、慎重の上にも慎重にしないといけません。

また、織る段階になっても、ひと手間必要です。
経糸密度がかなり詰まっているので、緯糸を通す前に一度経糸をさばかないと、緯糸が入らないんです。
慣れてしまえば、たいしたことは無いんですが。慣れるまでは、ね。ちょっと面倒でした。
でも結束糸が太いので、テンポがつかめたらすいすい~に、なりました♪

あと、最後の方で開口が悪くなるのが、ほかのに比べて早かったです。
そうですね、整経長はほかの織り物よりも、30cmくらい余分にみた方がいいようです。


とかとかとか。
経験を積んだ方には、今更?ってことばかりかもしれませんが。
勉強になりました。

…で。
これは、経糸の長さを指定して、それに合わせて緯糸がセットされるキットなんですけど。
もう一つ、同じのを作れるくらい、糸が余ってるんですけどー。
なんでー?
スウェーデンの会社って、そんなにアバウトでいいんでしょうか。
これきっと、代金はこっちが予想していた額じゃなくて、実際の糸の分量分取られてるんだろうなあ。
うーむむむむむ…(苦笑)。
次にオーダーする時には、そのへん確認してみようっと。
しょせん私は、おおらかなスウェーデン人じゃなくて細かい日本人なのね。とほほ。






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コメント

もう(笑)

出来上がっておられる(笑)。なんぼリップス織りがすいすいだと言っても……すごいですよね、いつものことながら!
この本私も持っています。いつかやってみたい技法の一つです!……やりたいものが一杯あって追いつきませんが(^^;。

リジット機は、筬と綜絖が一体になったやつのことですよね?1つの筬目に二本の経糸が入って、それを綜絖で上下に分けて、その間を緯糸が通るんだと思うので、リジットヘドルでは無理なんじゃないかと思うのですが……(いや、根性があれば?)。

うわあ~きれい~~!
素敵です♪
こんなにきれいな作品、苦労の甲斐がありますね。

>やろうと思えば、リジット機でも出来る…かな?

挑戦してみようかな♪

Re: Rikoさん

あははははは。
実は今、わけありで本業をお休み中なんです。
静かな生活をしてくださいって言われているので、静かに織り三昧の生活です(笑)。静かか!?

このリップス織りの本、お値段見ましたか?2万円越えてますね、誰が買うんでしょう…。
こういうジャンルの本は、再販があまり見込めないから、これ!と思ったら買うしかないですよね。
おかげで、ウチの本棚はえらいことになっております。
リップス織りは、整経と機ごしらえは大変ですが、その甲斐はあります。いかがですか?
今回の出来にいまいち不満なので、来年のカタログが出たら、再チャレンジしたいと思ってます。うふ。

> リジット機は、筬と綜絖が一体になったやつのことですよね?1つの筬目に二本の経糸が入って、それを綜絖で上下に分けて、その間を緯糸が通るんだと思うので、リジットヘドルでは無理なんじゃないかと思うのですが……(いや、根性があれば?)。

そう、そこは私も自信がなくて…。ただ、緻密な模様を求めなければ出来そうな気は、するんですよね。
理屈は、あくまで平織りですから。根性次第かなー…。
じゃあ自分でチャレンジするかっつーと、そこまでは…。だって、足踏みで織れるんですもん(笑)。

Re: Lyraさん

ありがとうございますー。
自分でも、「うわあ~きれい~~!」と自画自賛しておりました(笑)。
苦労しましたが、その甲斐はありました。
でも今回はやっぱりミスが多くて、詰めが甘かったので、リベンジは絶対にしたいです。
4枚綜絖の卓上機をお持ちなんですよね?
リジットよりも、そちらで織る方が現実的ですよ。
このキットを販売している会社をリンクに加えておきますから、もしよかったらご覧下さい。
…全て、スウェーデン語ですけど。
英語の出来るスタッフがいるので、英語でメールを送れば応対してくれますよ。
ぜひチャレンジを!

そういえば

『布を裂いて布を織る』って本に載っているマルチカバーが、「これリップス織りだよね?」って織りでした。で、あれはリジットヘドルだったので、、、確かに柄が複雑でなければ織れるのですね、リジットヘドルで。

リンク辿ってみました。確かに現状すごいお値段ですね!私フィンランドで42.5ユーロ(当時で6086円位)で買って、帰国後「はっアメリカとカナダで売ってる本なんだから、Amazonで買った方が安かったんじゃ!?」と調べたら、かなり安くてへこんだ記憶があるんですが(笑)。

Re: Rikoさん

『布を裂いて布を織る』は私も持ってるので、見てみました。
これはリップスとは違うと…思います。
リップスだと、結束糸(または裂き布)を入れた後、違う開口で細い糸でおさえるんですよね。
だから、結束糸の部分の経糸の色が強調されるみたいです。
(経糸は、2色を一本交互で張ってます)
で、色を変えたい時は、細い糸の開口のまま次の結束糸を入れて…って続けます。
『rep weave and beyond』の表紙の写真はまさに「畝織り」になってますよね。ああいう感じです。

柄が複雑じゃなければ織れるんですが、問題は経糸密度ですよね。
リジットの筬綜絖で、どこまで詰められるか…。
ざくっとした感じのものなら作れると思うんですけどー。
ぜひ挑戦してください!

そうですか?

経糸に太い糸と細い糸が交互になっていて太い糸が強調されるので発想は経畝織りと同じと思いますが。まあ別に『布を裂いて』を持ち出さなくても、rep weaveにもリジットヘドルで織れそうなのが、2枚綜絖の例で載っていますね……。

Re: Rikoさん

わ~。
私のはきちんとお勉強した知識じゃないので、間違ってるかも…です(汗)。
カタログ見て、あーこういうのをリップスっていうんだって思ってるだけですから!
知ったかぶりして、お恥ずかしい…。
Blomqvist社のカタログって、作品一つ一つがどんな技法(組織)を使っているのか、書いてあるんです。
おもしろいです。こーいうのをそーいうのかあって。
でも固有名詞が多い(地方名かな?)ので、意味はさっぱりわからないんですけど(笑)。

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じぇんね

Author:じぇんね
織りや紡ぎ、草木染、時々は編み物なんかもしながら、ちまちまっとした暮らしを楽しんでいます。

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