ちまちま織り工房

織ることが好きです。草木で染めること、羊毛を紡ぐこと、縫うこと、編むこと、作ることいろいろを楽しんでいます。

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茅で染めました。
やさしいきれいな色に染まりました~。


茅染め2種 右が銅媒染、左がアルミ媒染


これも、福井のMさんに送っていただいた素材の一つです。
Mさんからは、
「すすき、おぎ、かりやす、ちがや、etc」
と、素材の説明が添え書きされていて、
「ひとくくりにして、“茅(かや)”ってことで…」
と、言われていました。


でもね、私の手元の草木染めの本には、「茅」なんて載ってないんですよ!
…雑草扱いなのかな…?
そこで、やむなく、染料店でも扱いのある「かりやす(刈安)」を参考に染めることにしました。
『ウールの植物染色』によれば、刈安は、
「みょうばん(アルミニウム)媒染で、レモンイエロー、銅媒染で淡いグリーンに染まる」
とのことでした。


でも、実際に染めあがった色は、本の色見本とは全然違っていて…。
びっくりしました。
これは、うれしいびっくりでした。


みょうばん(アルミニウム)媒染は、やさしいクリームイエロー。
銅媒染は、まったくの予想外、ペパーミントグリーンに近い、若草色でした…。
画像では、その優しい色味、質感がどうしても出ないんですよね、悔しいなあ。
ほんとうに、ほんとうにきれいな「やわらかいみどりいろ」なんです。
この色が出ただけで、この上なく幸せな気持ちになりました。


私、草木染めでグリーンを出すことには、こだわりがあるのです。
以前のお教室で、先生に言われたのです。
「草木染めでは、1つの素材で緑色は出せない。だから、藍にキハダを重ねたりして、出すんです」
実際、その染めを私、経験しました。
染め上がった緑色は、あざやかなビリジアングリーン。
草木染めから想像される「やさしい色」ではなくて、「力強い色」でした。


それはそれで、好きな色だったけど、私が出会いたい「やさしいみどりいろ」ではなかったのです。
だから、いろんな素材に挑戦しました。
たとえば、葛。
たとえば、よもぎ。
それぞれに、それぞれの「みどりいろ」になったけど、いい色になったけど、私が出会いたい色では、ありませんでした(ごめんね…)。
でも今回、茅を銅媒染で染めて、やっと会えました。
「やさしいみどりいろ」
だからこそ、今回の染め上がった色には、満足を超えて幸せな気持ちにさせられてしまうのです。


そして、「草木染めのイロハ」が少しずつしみ込んできた私、あることに気づきました。
“草木”染めは、マニュアル見ながらにやっちゃいけないんだ、って。
もちろん、マニュアルや手順は、大切なんですけど。
それに縛られすぎてはいけない、っていうか…。


藍や茜などの、染める力の強い「染料植物」は、いいんです。
でも、普通の“草木”から色をいただくときには、「待つ」ことが必要なんじゃないかなって思います。
そんなこと、本にはあまり書いてませんけど。
私は、ある方から、
「煮出した染液は、数日寝かせるといい。濃くなって、いい色に染まるから」
と、教わりました。
本当にその通りでした。
その植物の持っている「色」と「染める力」を引き出すためには、時間が必要なのです。


また、媒染や、染めの時も、本当に必要な「時間」を、自分で考えなくちゃいけない。
テキストに、徐冷に「何分」と書いてあっても、その日の気候によって、冷め具合は違います。
テキスト頼みではなくて、自分の感覚を鋭くして、染まり具合をはからなくてはいけないんですね。
糸に、染液の色がしみ込みきるまで「待つ」こと、とか。
そういうことの大切さが、だんだんと、わかってきました。


次回の染め(いつになるかは未定)が、ますます楽しみになりました。






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コメント

こんにちは。

きれいな色に染まりましたね~。

私はサマーコースの先生が葦の穂をアルミ媒染で染めてきれいな鶯色を出しておられたのに感動してやってみた事があります。
煮出した液は深い赤でした。それがアルミ媒染できれいな緑に。
実際の色は写真よりもっと落ち着いた色ですが、ここの写真があります。
http://findus.blog33.fc2.com/?q=vass

この緑、葦の穂を採集する時期によっては蛍光色に近い色になったりもすると聞きました。
毎年夏になると湖の回りにこの葦の穂がたくさん顔を出します。その度に「染めなくちゃ」と思うのですが、ハサミがないと採集が出来ないので(硬いんです)「後で取りに来よう」、と思っては時期を逃す、と言うパターンの繰り返しです。

Re: satokoさん

satokoさん、こんにちは。
はい、きれいな色に染まって、もう踊りだしたいくらいうれしいです。
ありがとうございます。

葦の穂…ですか。日本で手に入るものならば、ぜひトライしてみたいです。
煮出した液が垢なのに、染まる色は緑って、まさに自然の神秘ですね。
写真、見に行きます!

satokoさんのコメントを読んでいると、自然豊かな環境に住んでいらっしゃるのがとても強く伝わってきます。そんな目の前に素材があるなら、逃す手はない!ですよ~。
葦の穂、送ってください(笑)。あ、税関で絶対にひっかかりますね。あはははは。

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織りや紡ぎ、草木染、時々は編み物なんかもしながら、ちまちまっとした暮らしを楽しんでいます。

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