ちまちま織り工房

織ることが好きです。草木で染めること、羊毛を紡ぐこと、縫うこと、編むこと、作ることいろいろを楽しんでいます。

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何のかんのと言っておりましたが、結局、買いました…(笑)。


手織り大全手織り大全
(2011/09/21)
箕輪 直子

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せめて立ち読みをしてから…、重版が出てから…と思っていたのですが。
職場出入りの本屋さんに、
「もし店頭にあれば、見計らいで持ってきていただくこと、可能ですか?」
とお尋ねしたら、翌日、持ってきて下さいまして。
ぱらぱら見てすぐ、決意。
「買います」(大笑)。
ちくさ正文館本店のTさん、ありがとうございました!!


ぱら見した段階で、おー買うぞーと、テンションが上がっちゃう本でした。
それではレビューにも何もならないと思うので、感想その他を書きます。


多数の技法が紹介されていて、とても丁寧で、わかりやすかったです。
ベルト織りとカード織りにたいへんページが割かれていることが、うれしかったですね。
日本語の本でベルト・カード織りというと、山梨幹子さんの『紐を織る』(絶版)だけなのが現状。
その中で、このように丁寧な解説書の存在は、ありがたいものだと思いました。


パイル織りや、スペース織り(空き羽織り)も、なるほど!と興味深く。
直角マフラーなどは、存在は知っていたけど、仕組みを知らないままだったので、たいへんおもしろかったです。
ひと手間、ふた手間かければ、こんな織りもできますよ~という指南書としては、逸品だと思います。


では、いろんな方のレビューに書かれているように、
「初心者向き」
なのかといえば、それは微妙な気が…。
本だけで学ぶことは、限界がある、と、改めて感じる一冊でもありました。
読むだけではピンとこない!やっぱりお教室を探そう!という意欲に燃え立つというか(苦笑)。


織りって、身体で学ぶ、手で覚えることでもあると思うんですよね。
たとえば、筬目を選ぶポイント。
この本では、4m/gが50羽くらいかな、と目安にされていましたが、
私の場合、ウールの糸については、5m/gの糸を、50羽の目安にしています。
これは、編み物と同じで、「手」のゆるいきついもあって、個人差があると思いますし。
素材によって、あるいは、用途によって、筬目は変わってくると思いますし。
そこは、本だけをうのみにしないで、ほかの方の作品を見たり、交流をして、経験から学ぶしかないと思います。


それに、「上級者には向かない」というのも、違うかなーと。
何をもって上級者というのか、わからない。
経験を重ねて、自分の織りの方向性をはっきり持っている方が「必要ない」と考えるのは当然のこと。
あるいは、「平織りでシンプルな織りを極める」という方には、組織織りの知識は、別に必要ないでしょうし。
でも、初心者と上級者、その狭間の人口はかなり大きいですよね。
知りたかったことを探す指南書として、非常に興味深いなと思いました。


褒め倒して終わるのもつまらないので、そうじゃない感想も少々。
多綜絖機の紹介で、ジャック(ジャッキ)式がないのはなぜ?って思いました。
あと、アシュフォードのテーブルルームも。
お値段的に、アシュフォードのテーブルルームの普及率は高いと思っていたし…。
ジャッキ式の機も、けっこう出回っていますし…。
ジャッキ式って、物足りないところもあるけど、タイアップも楽だし、紹介してほしかったなあ。


組織織りについては、確かに、バリエーションについては、物足らない。
え、これだけ?って思います。
だけど、これは組織織りに特化した本ではないので、ここを入り口だと考えるといいと思います。
綾織りのバリエーション、オーバーショット、M’s&O’sの織り方など、わかりやすかったです。
組織織りにはまりたい方、フルカラーの見やすさを重視するならこんな本はいかがですか?


The Handweaver's Pattern Directory: Over 600 Weaves for Four-Shaft LoomsThe Handweaver's Pattern Directory: Over 600 Weaves for Four-Shaft Looms
(2008/01/02)
Anne Dixon

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図が充実しているので、英語に達者じゃなくても、あまり苦労はしないです♪







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コメント

こんばんは 卓上を使用している方には 最近にはなくうれしい本ですよね カード織りは洋書が最近は多いですよね 
色々な洋書があるから 選ぶにも一苦労です 
見ているだけで 幸せ

Re: gaboさん

gaboさん、こんにちは。
卓上機の可能性をぐぐんと広げる本だなあ、と、うれしい一冊です。
多綜絖機使いには、物足りなくもあるけど、こういう本が滅多に出版されない日本、大事にしたい本です。
洋書も楽しいんですけどねー。
やっぱり日本語はうれしい。
…と思いながら、洋書のデザインや組織にうっとりする私なのでした。

買おうか如何か迷っていたのですが、
買おうかなぁ~~と思いまいた。
多綜コウの本が欲しいけれど、洋書が多くて
やはり日本語のが楽でいいですねっ。
色々な説明、道に迷いながら織りをしている私にとってはありがたい記事ばかりです。
もう、3年位前から読ませていただいています。

Re: yukiwaaさん

yukiwaaさん、はじめまして、こんにちは。
見てくださってありがとうございます。そんなに前から~?と、緊張してしまいます!

多綜絖の織りのために…となると、物足りないかも。
主には、咲きおりユーザーを中心とする卓上機所有者向け、って感じがするんです。
多綜絖機を既にお持ちなら、『ウィーヴィング・ノート』、あるいは、
東京手織り機 繊維デザインセンター発行の『シンプルウィーヴィング』の方がおススメです。
紹介されている技法の数でいうと、この『手織り大全』の方が充実してるんですけどね。難しい。

デザインや組織織りの奥深さでいうと、やはり洋書は魅力的です。いいなあ…。
でも洋書も、慣れですよ、慣れ。組織図を読めれば、あとは単語調べながら何とかなりますもん♪

たとえば、筬目を選ぶポイント。
この本では、4m/gが50羽くらいかな、と目安にされていましたが・・・・これが知りたくてこの本を買ってしまいましたが、筬目が書かれているところは何処でしょうか?お手数おかけしますが、教えて頂けないでしょうか?

洋書は組織図も天秤式で書かれていて、筬目は分かりますし、何本取りかも分かります。ソウコウも何本取りか?も分かるつもりですが、その筬目にあう糸がどれほどのものを買えばいいのかが分からないので、洋書を買っても糸がわからないと駄目かなl~と思っていたのですが、筬目と糸の関係が分かれば、それは解決できるのでは?織れるのでは?と思いました。教えて下さいねっ。

Re: yukiwaaさん

yukiwaaさん、こんにちは。
実はいま、本が手元にないので、どこに書いてあったか確かなお答えができません。
ごめんなさい。

同じ糸でも、クロスを織るか、ショールやマフラーを織るかで、筬目は変わります。
お教室に通われているのであれば、先生にご相談してみるのが一番だと思います。

いろんな本ですてきな作品が紹介されていますよね。
でもあれは、あくまで「参考」だと思って、私は見ています。
セーターなどを編むのとは違って、このゲージで編まないとサイズが合わない、ということはないわけで。
だったら、気に入った組織・デザインを、好きな素材・色・用途で作ればいいと思います。
いろいろ織って、失敗して、成功して、を繰り返すうちに、自分の「手」と、糸の相性がわかるようになる…。
そんな風に思います。

ありがとうございます。
私の通っているお教室の先生は天秤式の織り機などは触った事がなかった様でした。(北欧の織はされていないのです)これから参考になる本を探して、先生に聞こうと思いますが、半分は自分一人で手探りです。

Re: yukiwaaさん

そうなんですか~。
私も天秤式のタイアップはわからないのです。
前の先生のもとで、トイカ社のノリヤナを使わせていただいていたのですが、
タイアップの時は、すべて先生が指示してくださったので。
天秤式、あの時は買おうなんてこれっぽっちも思わなかったんですよね…、だって大きいでしょ?(笑)

東京手織りさんでも自社製の天秤式の機を扱っていますよ。

組織図の見方・書き方は、ろくろ式じゃない限り、機の仕組みによる違いはないと思います。
がんばってくださいね。

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じぇんね

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織りや紡ぎ、草木染、時々は編み物なんかもしながら、ちまちまっとした暮らしを楽しんでいます。

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