ちまちま織り工房

織ることが好きです。草木で染めること、羊毛を紡ぐこと、縫うこと、編むこと、作ることいろいろを楽しんでいます。

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ミャンマーを中心に、西はインドの国境地帯、東はタイ北部にかけて、ナガ族という少数民族が住んでいます。
独特の、手織りのボディクロス(=衣服の役割を果たす一枚布)で知られています。
チープではないアジア雑貨のお店などで、たまに、見ることが出来ます。
私のワードローブにも、2枚ほど巻きスカートがありますが(笑)。
…にもかかわらず、さらに一枚、手に入れてしまいました。
スカートじゃなくて、一枚布ですけど。


ナガ族の手織り布


素材は、コットンです。
まだ仕立てていない一枚布で、巾(この画像だと天地)が100㎝。
房を含まずに、丈が170㎝。
また、両側の房が丁寧に撚ってあって、かわいいんですよ~。


これは、信頼できるMさんというタイのお兄さんから買いました。
それ好きだろうと思いました、って笑われちゃいましたよ。

―― それ、僕が仕入れたものじゃないんです。
   昔、僕のお父さんが、タイの北部のナガ族から買い付けたもの。
   今はもう、そういうのは手に入らなくなりました、残念です。


いずこも同じですね。
さみしいことです。
そしておそらく、この布が、私が入手できる最後のナガ族の布になるんだろうな、と思いました。
だって、Mさん、日本を引き払ってタイに帰国しちゃうんですもの…。


エスニックがブームだった頃から、そういうグッズが大好きで。
ちょっとしたアクセサリーは買いましたが、衣類には、なかなか手を出せませんでした。
申し訳ないけど、安っぽい感じがぬぐえなくて…。
色落ちするんじゃないか、すぐに洗濯に負けるんじゃないかって思って…。
そんな私が、けっこう思い切った値段の、手織りや草木染めのアジア服を買ったのがMさんのお店。


彼が商品について語る時はいつも、真剣。
自分が手がけた一つ一つに、すっごい思い入れがあり、その良さを分かってほしいっていう熱意でいっぱい。
口先だけのセールストークではないことは、強く伝わってきました。
この人は仲間だ!(=糸や布や染めや手作りが好き!)って、だんだんと感じるようになりました。


機が付けば、知り合ってから、たぶん10年。
彼は、催事で全国を回って商品を売るから、名古屋に来るのは、多くて年1,2回。
3年まるっとこなかった時もありました。
でも、来た時は、何としても時間を空けて顔を出しました。
お買い物をしたいのももちろんだったけど、彼がこだわり手掛けたものを見たくて。語りが効きたくて。


ほぼ毎回、何かしら買っていた気がします(笑)。
2000円のマフラー1枚だけ、という時もあれば。
そ、そんなオトナ買いして大丈夫???っていう時もありましたねー…(苦笑)。
すごくお安くしてくれたのに決断できず、一回帰って、翌日、やっぱり欲しい!って出直した時もありました。


ひとつひとつのお品に、物語がありました。
布一枚を取っても、どういう工房で、どんな先生が、どういう技術で作っているか。
たとえばジャケットだったら、その布・糸は、どんなふうに作られて染められたか。
仕立ての、何にこだわったか。
そこには、ウソの入りこむ余地は、無かったですね。
そして彼の服はいつもホンモノで、着心地もラインも抜群でした。
ショールを手に取れば、それをうつくしく着こなして活用するためのワザを教えてくれました。


…さて、私のワードローブには、いったい何着Mさんプロデュースの服があることやら(苦笑)。
布も入れたら、けっこうな数だなー。
たぶん、その全部が一生ものになると思いますけど。
初めて買ったスカートもブラウスも、水を通すたびにやさしくなって、まだまだ現役ですから。
流行とかそういうのと関係ない、でも、10年前の服も、ぜんぜん古くさくない。
センス抜群の服を手掛ける彼に、日本ではもう会うことが出来ないかと思うと、ホントにさみしいです。


このナガ族の布は、かれこれ10年にわたるMさんとのお付き合いの、記念品になるでしょう。
せっかくのものなので、しまいこむのは嫌です。
ショールに使えるサイズではないし、目のつんだコットンは重量感があります。
ハサミを入れないで、スカートに仕立てようと思います。
洋裁の苦手な私にできるのか?
苦手でも、下手っぴでも、丁寧に作ることはできます!
わりと厚地の、新品のジーンズ生地並みにしっかりした布地は、きっとオールシーズン大丈夫。
この春の課題です、がんばります♪







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コメント

綺麗な織りです。
日本人には発想できないです。

Mさん、商品にとことん惚れ込んでいたのでしょうね。
だから、自然と説明に熱がはいるのでしょう。
タイ在住になっても連絡手段があれば、ナガ族の織り物、手に入るのではないでしょうか?

ハサミを使わずにスカートにする。
お裁縫のできない私は方法を知りたいです。
オールシーズンはけるのも魅力です☆

Re: とまり木44さん

とまり木44さん、こんにちは。
いえいえ、日本の織りも負けてませんよ。
雰囲気は違いますけど、博多帯のあの精緻な柄とか、青森こぎん刺しのデザインとか。
案外、足元の自分の国のことの方が、知らないことが多い気がします。
もっといろんなことに目を向けたいし、いろんなことを知りたいです。

Mさんとの交流は、もちろん今後も続いていくと思います。
ただ、彼には彼の事情も、タイでの生活やお仕事もあるので、布を探して!っていうのは無理でしょうね。
布が手に入らなくなることより、彼とのおしゃべりがなくなるんだってことは、残念。
なんだかしんみりしちゃう。

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じぇんね

Author:じぇんね
織りや紡ぎ、草木染、時々は編み物なんかもしながら、ちまちまっとした暮らしを楽しんでいます。

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