ちまちま織り工房

織ることが好きです。草木で染めること、羊毛を紡ぐこと、縫うこと、編むこと、作ることいろいろを楽しんでいます。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今日は、ウズベキスタンはブハラの町の、旧市街の路地の奥の絨毯工房を紹介します。
まじ、Madinaの案内がなければたどり着けませんでした。
観光客なんて、絶対、来なさそうなところ。
管理人・兼・指導者っぽいマダムが相手をしてくれました。


古いメドレセ(イスラーム神学校)が、ほとんどそのまま工房に転用されていました。
扉を開けて中に入れてもらうと、中庭に出ます。
中庭に面した四面のうち、一面が中庭に張り出したテラス。
残りの三方が、建物になっていて、細長い部屋がいくつもありました。
それはかつては神学校の学生たちの部屋であったところです。
今は、こんなふうに使われていました。


ブハラの絨毯工房にて2
ブハラの絨毯工房にて1


手の動きが速すぎて、画像がどうしてもぶれる!!
ほんとに、目にもとまらぬ速さで手と指がしゅしゅっ!と動いて、細いシルクの糸を経糸に結ぶんです。
また、経糸の密度が、細かい!
しかも、経糸のテンションは半端なく強くて、さわってみると、太いピアノ線か?と思いたくなるほど。
これは…、指先の細い若い娘さんでなくては出来ないでしょう。
すごいです。


機の仕組みや大きさは、こちらの画像でご確認ください。


ブハラの絨毯工房にて4


機の上の方に糸がかかってますよね。
あれを、ひゅっ!と引き抜いて、結びつけていくんです。
そして、毛足が同じ長さになるように、切り揃えていくの。
ブハラは、ハサミやナイフをつくる鍛冶仕事でも有名なところ。
そりゃあ、ハサミもいいモノを作るようになるよ!…と、妙に納得したのでした。


そしてもう一つ納得したのが、この工房で糸を買う時のちょっとした出来事。
かせがね、乱れまくっていて、整えるのが大変だったんです。
でも工房のマダムは、なんで私がそんなに必死でかせを整えるのか、「?」って感じでした。
だって、絨毯工房ではかせを玉やコーンに巻きとる必要は、無いんですもの。
適当に「わ」を切って、で、糸束から引っこ抜きながら結びつけて、絨毯って作るんですもの。
根本的に、織りの文化が違うんだな~と思いました。


この次に行く時は、かせを保つためのタコ糸の束でも持参しようかと、真剣に考えています(笑)。






ぽちっ♪ ありがとうございます、励みになります☆
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ
ブハラの旧市街の中心部に、ラビ・ハウズとよばれる貯水池を囲む広場があります。
世界遺産に認定されるような、有名なモスクもあり。
それほどでもないけど、いわれのある古いモスクや廟があり。
なかなかおもしろいところです。
このラビ・ハウズ周辺に、スザニ・バザールがあります。


古いイスラーム建築の中に入ると、スザニをはじめとする工芸品がわっと集まっています。


スザニ・ショップ1
スザニ・ショップ2


スザニは、ウズベキスタン各地で作られていて、実は非常にバリエーション豊かです。
でも日本人が好むのは、白や生成りの生地を使ったものらしくて、そういうものを主に見せてくれました。
カラフルなのもおもしろかったけどな~。
自分の部屋に飾るには、ちょっとあわないかもって、やっぱり色ものは敬遠してしまいました。


画像を見るだけで、あの時のわくわく感がよみがえってきます。
残念だったのは、手持ちの現金がもうあまりなかったこと…。
すでに『Bukhara Silk Carpets』で大きな買い物をしていたし。
そして、ブハラの路地の奥の奥にある絨毯工房で、ウズベキスタン・シルクをオトナ買い(!)していたので。
クッションカバーを3枚買うのが、精いっぱいでした~。


手持ちのお金があったら、いろいろ買っていただろうな。
「オカネモチな外国人」丸出しで、そういうの、あんまり好きじゃないけど(苦笑)。
すてきなモチーフがいっぱいで、あれもこれもステキ…で。
でも、また来るから!と、すでに心に決めていたので、我慢しました(笑)。
スザニを買うため、それだけでも、ウズベキスタンに行く価値あり!ですもの☆


でもウズベキスタンを代表する工芸品は、スザニだけではありません。
絨毯を忘れてはいけませんよ~。
今回、オフシーズンであった成果、絨毯工房を思いっきり見せてもらうことができました。
おお!って感じでした。
そして、そこで、探し求めていた糸にめぐり会ったのです…☆
次回は、そのお話を♪








ぽちっ♪ ありがとうございます、励みになります☆
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ
ウズベキスタンで、スザニは今や、重要なみやげものです。
とってもいいものも作られている一方で、とんでもない粗悪品もあります。
たとえば、こちらは、高級品のスザニ。
『Bukhara Silk Carpets』で扱っているスザニの中でも、とびきりの品物です。


高級なスザニ1
高級なスザニ2


これは、生地もシルク100%なんです。
さすが、コットンやシルクコットンとは、全然光沢も重みも違いました。
しかも、刺繍の手が込んでいることと行ったら!
シンプルが好きな日本人にとっては、ちょっと、ごちゃごちゃして感じられるかしれません。
でも実物を見ると、ほうー…っと、ため息をつかずにはいられないほどのものです。
日本の伝統工芸で言えば、友禅などにたとえられるかもしれません。


その一方で、街角のみやげものやさんには、とんでもない粗悪品もあります。
たいてい、そういうみやげものやさんは、陶器とかなんでもあり!って感じの品ぞろえです。
ウズベキスタンに行くみなさん、ご注意を。
粗悪品のスザニの特徴は、

(1)チェーンステッチではなくて、ふつうのステッチ。
(2)ステッチが粗くて、模様が雑。

でもあれこれ見比べてみないとわかりません。
ですから、スザニを買う時には、いろいろ見てからにすることを、おススメします。


とっても残念な…粗悪品なスザニ まあまあいい感じのスザニ


左は、かなり粗悪品のスザニです。
右は、まあまあいい感じのスザニです。
ステッチが丁寧なら、あとはデザインの好みで決めるといいですね。
デザインといえば、こんなおかしなのを見つけました!


超!珍品のスザニ ← トナカイと思われますが、目つきが悪い(笑)。


これは、前回の記事で紹介した、隙間なくチェーンステッチで埋め尽くされているクッションカバーです。
伝統柄で、こんな動物を模したものって、見たことないんです。
いちばん多いモチーフが、植物。
ザクロが好きみたいです。バザールでも、ほぼ必ず見かけます。
あと、チューリップとか、花いろいろ。
きっと、外国人向けのみやげ物だから…と、遊び心でデザインして作ったのでしょう。
買わなかったけど、おもしろかったです。


スザニを買うなら、ブハラです。
スザニ専門店が集まったバザールもあって、あちらこちら、値段と品物を見比べることもできますし。
あっちの店、こっちの店との駆け引きも、おもしろいかも。
個人的には、おじさんとの取引よりも、おばちゃんたちとの取引が、気楽でよかったですー。
でも3年後は、サマルカンド郊外にある、絨毯&スザニの工房に行きたいなあ…。


では、次回は、 ブハラのすてきなスザニ専門バザールの様子をご紹介して、スザニの締めとします☆





ぽちっ♪ ありがとうございます、励みになります☆
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ
スザニその2です。
伝統的なスザニは、大きいんです。
でも、大きなスザニって、当然お値段が高くなるでしょう?
だから、今は、いろんなお店で、小さいものもいろいろ売っています。
テーブルクロスにちょうど良さそうな、150cm×150cmくらいのとか。
クッションカバーとか。
バッグとか、ちょっとしたクロスとか、まあいろいろ。


で、私はクッションカバーを5枚(←くどいようだけど、絶対に私の部屋には必要ない数!)買いました。
だって、一目惚れしちゃったんだもんん。


スザニのクッションカバー5種


スザニのベッドカバーの上に並べてみました。
う~ん、壮観(笑)。


スザニのクッションカバー1 スザニのクッションカバー2
スザニのクッションカバー3 スザニのクッションカバー4
スザニのクッションカバー5 上の2枚と下の3枚は違う店で買いました。


上の2枚は、ベッドカバーを買ったショップで、ベッドカバーに合わせて買いました。
このお店は、看板には『Bukhara Silk Carpets』と、あるのみです。
スザニは、「見せて」と言わないと出てこない。
実は前の旅行の時にこの店の存在を知っていたので、ここ狙いで行きました。
いわゆる「お土産物屋さん」では扱っていない、かなり上物のスザニを扱っているお店なのです。
値段も、それなりに高いです、はっきり言って。
でも、値段に納得するしかないよな~っていう、いいものが出てきます。
カーペットもすごかったんですけど、またそれは別の機会に。


下の3枚は、Madinaのお友達の「お土産物屋さん」で買いました。
正直、期待していなくて、Madinaの顔を立てるために1、2枚買わないといけないかな?って気分でした。
ところが。
そういうところにも、掘り出し物ってあるんですよ!
それが、↑の画像の下の3枚のクッションカバー!
この3枚は、布の全面に隙間なく刺繍が施してあるんです、下の画像で見比べてください。


ふつうのスザニの刺繍 生地が見えない!ぎっしりのスザニの刺繍


左は、ふつうのチェーンステッチの刺繍ですよね。
でも右は、隙間まくチェーンステッチで埋め尽くされています。
こ…こんなスザニ、見たことないし!
そして、こういう密な刺繍に耐えられるように、生地が薄手の帆布見たいな、かなりしっかりした布なんです。
高いショップで買ったチューリップのクッションカバーなんか、超ぺらぺらなのに…。
というわけで、義理じゃなくて、本気でお買い物をしてしまいました。


3年後の再訪の際には、もっと本気で買い付けをするために、もっとドルを持って行きます。
いい店をこれで3つ、みつけましたから♪
ありがとう、Madina☆
クッションカバーになってるけど、これ、バッグとかにリメイクすることも可能だと思うんですよね。
もっといろいろすてきなのあったし~。
すっかりスザニに魅せられてしまったのでした。


でも、スザニもピンからキリまであるんですよ。
次回は、高級品から粗悪品(!)のスザニもご紹介します(笑)。








ぽちっ♪ ありがとうございます、励みになります☆
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ
帰国してから早や4日。
あっという間ですね~。
ウズベキスタンはブハラにいるMadinaにNew Yearメールを送りました。
彼女のおかげで、ブハラでは、ウズベキスタンの手仕事に触れることができました。
ありがとう、Madina!


でもこのベッドカバーは、Madinaが連れて行ってくれたのとは、違う店で買ったのでした。


スザニのベッドカバー1


150cm×250cm、しかも、生地はシルクコットン。
いいお値段しましたよ~。
正直、Madinaが連れて行ってくれた、彼女の友達のお店の同じサイズのよりも、3割は高かったです。
(こっちの方が安いじゃん!と、ちょっと動揺しました。あはは)
でもねえ、よーく見比べてみると、私の買ったスザニの方が、数倍手が込んでいるんです。
デザインも複雑だし。
手仕事って、手の込んだものほど値が張るものじゃないですか。
それに、値段の前に、これに惚れ込んでしまったわけですし。
まあこれも、縁ですね。


で、スザニ。
これはもともと、ウズベク人の母娘の間に受け継がれてきた、家庭内の伝統工芸なのです。
母は、娘を授かると、その子がお嫁に行く時のために、スザニを作ったのですって。
それこそ、ベッドカバーサイズや。
壁面一面を覆うくらいの大きなサイズのものを。
ウズベク人の伝統的な家庭では、壁紙の代わりに、大きなスザニが壁に掛けられていたりします。


母は、図案を考えて、一針、一針、娘の幸せを願って刺繍をします。
でもその図案は、決して完成させてはいけないのです。
完成すると、そこで娘の幸せは完結してしまう…、つまり、それ以上の幸せは望めなくなるから。
だから、本当に昔ながらに受け継がれてきたスザニには、まだ図案の線が残っているのです。


しかも、その刺繍が半端なく手が込んでいて。
こちらに、ベッドカバーの刺繍を拡大したので、見てみてください。


スザニのベッドカバー2
スザニのベッドカバー3


全部、チェーンステッチなんですよ!
お値段の高い、きちんとしたスザニは、必ずチェーンステッチです。
これにねえ、魅せられてしまうんですよ。
しかも、元の図案は同じでも、色使いとかはそれぞれ違うわけで。
手作りの品物は、一期一会。
これを逃したら、もう会えないかも…とか思うと、ほら、買わないとね。
…というわけで、他にもいろいろ買いました。


伝統としては、↑のような、ベッドカバーサイズの大きなものが主流です。
でも近年は、みやげものとして販売するために、もっとお手軽なサイズのものもあります。
私は、ほかに、クッションカバーを5枚(←そんなにクッションを置く場所もないけど・笑)買いました。
あと、比較のためにおもしろいなーと思って、明らかに機械のステッチのスザニのポーチも。
…チープなみやげものやさんだと、ふつうのステッチとか、これミシンだろう!というスザニ、多いんです。
Hねーさんは、150cm×150cmくらいのを買ってましたね。


家庭で受け継がれるものから、みやげものへ。
変化しつつも、その民芸が受け継がれていくのならば、いいことじゃないかなって思います。
スザニのクッションカバーも、それはそれは素晴らしいのですよ。
小さい分、どこまでも凝ってみました、って感じがおもしろいです。
次回は、小さいスザニを紹介します。
絨毯や糸のお話は、そのまたあとになりますので、お楽しみに。






ぽちっ♪ ありがとうございます、励みになります☆
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ

じぇんね

Author:じぇんね
織りや紡ぎ、草木染、時々は編み物なんかもしながら、ちまちまっとした暮らしを楽しんでいます。

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

名前:
メール:
件名:
本文:

この人とブロともになる

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。